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新年あけましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご贔屓にあずかり、ありがとうございました。
今年も変わらず、お引き立て賜りますようお願い申し上げます。
想い返せば、昨年は豪雨による土砂災害や、御嶽山の噴火による被害などの自然災害の多かった年でありました。
東日本大震災の復興が全く進んでない状況の中での新たな被害を見ると、日本は本当に自然の猛威の洗礼を受けやすい国なんだと
つくづく思いました。
そんな中でも日本人科学者三人のノーベル物理学賞受賞は私たち日本国民の気持ちを、それこそ明るく照らしてくれた気がします。
一年ぶりに訪れたスウェーデンはいつものように穏やかで美しい風土のままでした。人々の温かいもてなしもいつもどおりで、
私たち外国人を異邦人扱いではなく、自国民と同じ扱いをしてくれます。
住宅の内部は質素で、それでいてセンスのよい飾り付けでクリスマスの準備をしている最中でした。ほんわりとした暖かさは冷え切った外出帰りの
体をやさしく包んでくれるのもいつものとおりです。
日本の国もようやく住宅の省エネルギー化に本腰を入れ始めるようです。交通や産業界の省エネルギー化に比べると建築、住宅の省エネルギー化が
遅れていることに気付いたのです。住宅の冷暖房に費やすエネルギーを、躯体の性能アップをしないで太陽光発電などで補うのは真の省エネとは言えません。
消費を抑える躯体の性能アップを実現しなければ省エネルギー住宅とは言えないと思います。
住宅の温熱環境を含めた性能のレベルアップを実現すると、健康で安全な家ができます。そしてそういう家に住むことで安心が生まれてきます。
できるだけ早く法整備をして日本の住宅性能をスウェーデンなみにしてもらいたいと願います。
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